歯科経営のための基礎知識

歯科経営のために一番大切なことは、開業計画の当初から、金融機関に相談することです。それにより、融資がスムーズに実行されます。

次に開業地と患者数予測についての調査を行います。JRや私鉄の駅から多少離れた新興住宅地域を選んだある医院は、その理由としてJR等の駅近辺には開業の余地が全くない上、駐車場等の土地の確保が困難であったためといいます。

郊外ではあるが、広い道路に面しているため、人目に付きやすいという特徴があるため、その地に決めたそうです。

開業前の勤務地が医者の住んでいる地域から離れていて、院長の当地域への関わりが少なかったこと、類似した地域の歯科診療所の状況などから、患者数を当初の6か月は1日平均15名、次年度は平均20名くらいと予測していました。

資金調達では、銀行からの融資は順調に行われました。その理由としては、

 (1)当初から金融機関と相談していたため、基本的に乗り気の事案であった。
 (2)金融機関には、2年目から黒字になるという事業計画書、資金計画書を提出した。
 (3)そして、何より院長自らが説明に赴き、事業計画などの説明を行ったため、信頼を得られたこと

があげられました。

事業計画書および資金計画書の作成は、上記の例を見てもわかるように、大変重要な要素です。作成にあたっては、来院患者数を予測した上で、計画書を作ります。

スタッフについては、当初の開業費用が多かったこともあり、経費をかなり切りつめる必要がありましたので、面接時からかなり時間をかけ、条件に合う人を選定し、4名のうち2名をパートにして給与負担を少なくするようにしました。

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